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むし歯予防対策 初級編 はじめに【なぜ「簡単な」方法なのか】

皆さんこんにちは。

本シリーズは、むし歯予防の方法について、なるべく簡単ですぐにでも取り組みやすい方法を4回に分けてご紹介していきます。

まずはプロローグとして、なぜ「簡単な」方法なのか?ということについて、その意図についてご説明します。

 

 

なぜ、「簡単な」方法なのか。

それは、端的にいうと「三日坊主にしないため」です。

 

むし歯予防の方法には色々な手立てがあります。

中には難しい方法もありますし、一見すると簡単なものもあります。

(例えば、歯の汚れを隅々まで落とすには、歯ブラシだけではなく、歯間ブラシなどの補助器具が必要になります。

これらの器具の使用方法を練習し、そしてハミガキの時に毎回歯ブラシから持ち替えて使用するのは、かなりの手間と労力が必要になりますので、難しい部類に入ります。

一方で、フッ素洗口液でうがいをする方法がありますが、これは、専用の液でうがいをするだけなので、比較的簡単な方法といえます)

 

むし歯予防の方法の効果は「足し算」である、という考え方があります。

何もしない状態だとむし歯を予防できる可能性が50%であると仮定します。

方法Aを新たに加えるとそれが55%に増え、そこに方法Bを加えるとさらに65%にまで増える、といった具合に、手段を多くとればとるほど、成功する確率は上がる、という意味合いです。

 

なので、対策は多くすればするほどいいのですが、むし歯予防で一番重要なことは、どのような手段であれ、

 

「毎日継続する事!」

 

これがとても大切です。

 

どんなにすぐれた方法であっても、例えば3日しただけで終わってしまっては、結局効果があるのはその3日間だけ、ということになります。

 

なので、いかに継続するか、が重要になってきます。

 

また、むし歯予防の手段は、基本的に、今の生活習慣に「プラスして」行うことが多いです。

これが非常にネックになるところで、どんなに簡単な方法でも、いざ毎日やってみるとなると、意外と難しいということを、今まで多く経験してきました。

(先ほどの例に出てきた「フッ素うがい」もそのひとつで、これは簡単だ!と思って最初は実践してもらえるのですが、だんだんとその「ひと手間」が億劫になり、最終的にしなくなってしまう方が多いです)

 

そうした経験から、まずは取っ掛かりとして、少しでも継続しやすい方法はないものか、と思案していました。

 

今回ご紹介する4つの方法は、なるべく新規の「道具」などは用いず、かつ日常生活のちょっとした合間に取り入れやすいものを厳選しております。

正直申し上げて、これらの方法でむし歯予防に劇的な効果があるか、といいますと、残念ながらやや弱めの方法にはなります。

しかし、「継続は力なり」との言葉通り、弱い方法でも毎日続けることで、少なくとも何も対策をしないよりは、(あるいは効果的な方法でも三日坊主でやめてしまうよりは)、確実にむし歯リスクは減らせると思います。

これらの方法を土台として、ちょっとずつでもいいので次のステップへと進んでいただければ、そしてむし歯予防の足掛かりになってもらえればという思いから、今回の方法をご紹介しています。

 

まあ、砕けた言い方をすれば、

「あまり構えずに、まずは気楽に取り組んでみてください!」

という気持ちを込めてのことですので、どうぞ軽~い気持ちで取り組んでみてください!

 

というわけで、本シリーズでご紹介する方法は、以下の4つになります。

【キシリトールを活用する】

【普段飲む飲み物を緑茶にする】

【歯みがき粉を必ず使い、使い方をひと工夫する】

【ベロで歯の表面を触る(舐める)習慣をつける】